クワズイモ食うか?

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2007年 09月 26日

SU KI YA KI

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[PENTAX K10D FA43mmLimited 1/15sec F2.8 ISO100]


先日、人生において初めて お店で すき焼きを食べる機会に恵まれた。
お店で というのも、我が家では
すき焼き=牛肉の入った鍋
という等式が幼少の頃より確立しており、つまりは割下などは一切使わない牛肉の入った鍋の事をそう呼んでいた。
後に、この等式が実は不等式(>)であることを社会に出て知る事になる。

親の立場からすると恐らく、オソロシく食べる僕ら兄弟の満腹具合を優先させた為であったのだろう。
「間違った事を子供たちに教えることをお許しください、おお、神よ。」 的な罪悪感にサイナマレながらも我が子の成長を切に願った 親の愛 を感じずにはいられない。



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[PENTAX K10D FA43mmLimited 1/6sec F2.8 ISO100]


おっと、お肉が運ばれてきた。
その肉の、なんと美しい事か。
店員が熱した鉄鍋の中に牛脂を放り込みその脂をまんべんなく広げてゆく。
間髪を入れずにお肉を投入する。
煮る というよりもムシロ 焼く である。
さらに割下を注いでゆく。
鍋の中でお肉が踊りだす。
しばらくグツグツ。
「はい、どーぞー。」 と店員。
すかさず生卵に浸け一気に口の中にホウバる。
筆舌に尽くしがたい濃厚でやや甘~い味。
牛肉の脂が本当に口の中で溶けてゆく。
うん、ウマイ。

でもなぜか、我が家のすき焼き鍋 の薄い味が チラッ と脳裏をかすめ、そのまま味覚野の一部分に沁み込んでいった。

何とも、しみじみと、イイ 一夜であった。
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by kuwazuimo_kuuka | 2007-09-26 00:59 | オデカケ


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